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2005年06月28日(火) 00時00分

ネット商取引が100兆円突破 04年、企業間で33%増 消費者にもIT浸透 東京新聞

 経済産業省などが28日発表した電子商取引に関する実態・市場規模調査によると、2004年の企業間の電子商取引は、情報技術(IT)の進展を背景に前年比33%増の102兆6990億円で、初めて100兆円を突破した。個人向け電子商取引額は28%増の5兆6430億円で、インターネットを使った取引が企業や一般消費者に浸透している現状が浮かび上がった。

 企業間取引では、自動車関連が34兆3020億円で22%増加。紙・事務用品は1兆1580億円で2・4倍となり、ネットでの部品や備品購入などが増えていることがうかがえる。

 個人向けの取引では、携帯電話など移動端末の電子商取引は9710億円で、前年から25%増加。航空会社が導入した「チケットレス搭乗サービス」など、携帯電話と連動した利便性の高いサービスの普及が進み、消費者に受け入れられている。品目別では、証券のオンライン取引や生損保商品のネット通販といった金融関連、衣料・アクセサリーなどが前年と比べ高い伸びを示した。

 このほか、今回から調査対象に加えた国内でのネットオークション(競売)の流通額は年度ベースで04年度は7840億円に上り、既に大きな規模に成長していることが裏付けられた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050628/fls_____detail__047.shtml