2005年06月28日(火) 21時10分
＜米カード情報漏えい＞被害額は１億１１００万円 経産省（毎日新聞）
米国で起きたクレジットカードの会員情報漏えい問題で、経済産業省は２８日、国内発行カードの不正使用の被害額が１億１１００万円になったと発表した。これまでビザ・インターナショナルの発表をもとに、国内被害額は１億３０００万円とみられていたが、ビザ側集計には、同問題と関係のない盗難カード被害なども含まれていたため、２０００万円減った。カード情報が漏えいした可能性があるのは７万６７９８人分。経産省は「被害額はこれでほぼ確定した」と話している。
ビザは２７日まで、ビザ提携カードの不正使用が８３８件、８３万８８５６ドル（約９１００万円）と集計、経産省が当初集計した３６０件、約４０００万円と大きな隔たりがあった。
不正使用が判明しても、そのカードの情報がどこで盗まれたか特定するのは難しいため、今回の情報漏えいによらない被害も集計に入り込んだようだ。同省の集計にも「疑わしいものがかなり入っていると思う」といい、正確な被害額の算定は極めて困難という。【宇田川恵、清水憲司】
（毎日新聞） - 6月28日21時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000104-mai-bus_all