2005年06月24日(金) 00時09分
原発情報ネット流出、電力関連12社含む(読売新聞)
三菱電機の子会社社員の私物パソコンがコンピューターウイルスに感染し、原子力発電所の保守点検情報などがインターネット上に流出した問題で、三菱電機は23日、記者会見し、流出した中に、北海道電力、東北電力など電力6社や、日本原子力発電など計12社の情報が含まれていることを明らかにした。
この中には、原子力発電所7か所、火力発電所10か所、水力発電所3か所の計20発電所の点検報告書の下書きなどの情報が含まれていた。
三菱電機によると、子会社の三菱電機プラントエンジニアリングの男性技術者(30)が、保守点検に関する情報を取り外しが可能な外部記憶装置に取り込み、自宅の私物のパソコンに接続して作業をした。私物パソコンにはファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」が入っていたが、このパソコンがインターネットを通じて暴露ウイルスに感染したため、データーがネット上に流出したという。
プラントエンジニアリング社では、データを社外に持ち出す場合は上司の許可が必要だが、この技術者は許可を取っていなかった。
(読売新聞) - 6月24日0時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000215-yom-soci