相次ぐ振り込め詐欺被害『サイト料』綾瀬で７８０万円（東京新聞）

2005年06月23日(木) 00時00分

　大和署は二十二日、綾瀬市の会社員男性（５５）がインターネットのアダルトサイト利用料として現金約七百八十万円をだまし取られたと発表した。振り込め詐欺事件とみて捜査している。

　調べでは、男性は今年一月中旬、債権回収業者を名乗る男から「サイト利用料に未払い金がある」と電話を受け、一月二十日から四月八日にかけ十五回、現金を銀行口座に振り込んだ。

　男性は電話の数日前に携帯電話のメールを受け取り、記載されたアドレスに接続すると「あなたは登録されました。三万円を振り込んでください」と表示された。登録解除のため連絡先に電話し、電話番号を知られたらしい。

　伊勢原市でも主婦（６３）が二十二日、伊勢原署の警察官などを装った電話で痴漢の示談金名目に、二百万円をだまし取られた。同署は振り込め詐欺とみて捜査している。

　調べでは、二十二日午前十一時ごろ、主婦宅に伊勢原署の警察官を名乗る男から「息子さんが電車内で痴漢をして捕まった」と電話があった。続けて二男を装った男が泣き声で「ごめん、ごめん」と言い、弁護士や被害女性の父親を名乗る男が「二百万円で釈放する」と要求。主婦は指定の口座に要求通り振り込んだ。

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