2005年06月23日(木) 00時12分
<住民基本台帳>閲覧の7割が営利目的で閲覧 総務省調査(毎日新聞)
閲覧の制限が検討されている住民基本台帳について、総務省は22日、全国の市区町村を対象にした閲覧状況の調査結果を公表した。04年度の民間の閲覧請求件数は121万7171件で、ダイレクトメール(DM)発送など営業活動を目的としたものが7割(69.9%)に上った。請求者に身分証明書などの提示を求めている市区町村は81.3%だったが、請求業者の実態を法人登記などでチェックしていたのは39.4%にとどまった。
調査は今年5月、全国の2400市区町村を対象に04年度の閲覧目的などを調べたもので、全国調査は初。民間閲覧請求の目的別はこのほか市場調査11.3%▽世論調査8.1%▽その他6.5%▽学術調査0.7%——の順。
また、地域別統計調査など公務員らの職務上の閲覧を含めた全閲覧件数は150万8799件。内訳はダイレクトメール業者など民間事業者62.2%▽公務員11.5%▽市場調査会社10.3%▽日本郵政公社など公的機関6.0%▽学術団体0.8%▽報道機関0.6%——だった。【堀井恵里子】
(毎日新聞) - 6月23日0時12分更新
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