2005年06月22日(水) 14時28分

「着うた」独禁法違反、４社が争う姿勢…第１回審判（読売新聞）

　携帯電話用の音楽配信「着うた」を巡る独占禁止法違反事件で、公正取引委員会の排除勧告に応じなかった「ソニー・ミュージックエンタテインメント」（東京都千代田区）など４社に対する第１回審判が２２日、東京・霞が関の公取委審判廷で開かれた。４社は答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

　審判開始決定書によると、４社は、共同出資する会社「レーベルモバイル」を通じて着うたを配信しているが、同社以外で着うたを配信しようとする業者に対し、４社が保有する楽曲の「原盤権」の利用許諾をせず、公正な競争を妨げた。

　この事件では、同社のほか、ユニバーサルミュージック、ビクターエンタテインメント、エイベックスネットワーク、東芝ＥＭＩ（いずれも港区）の４社も勧告を受け、東芝ＥＭＩのみが応諾している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000407-yom-soci