2005年06月21日(火) 00時00分

主犯格、懲役５年／振り込め詐欺（朝日新聞・）

　万引きをしてつかまった孫娘などを装ってお年寄りに電話をかけ、現金をだまし取ったとして、詐欺や詐欺未遂の罪に問われた「振り込め詐欺」グループの主犯格の無職立石卓司被告（４４）＝大阪府堺市土師町１丁＝と、無職辻尾佳代子被告（４３）＝同市深井東町＝に対する判決公判が２０日、大津地裁であった。藤野美子裁判官は「親族を心配する高齢者の心情につけこんだ卑劣なもので、巧妙な手口による常習的、職業的犯行」として立石被告に懲役５年（求刑・懲役７年）、辻尾被告に懲役３年（求刑・同５年）を言い渡した。

　判決によると、立石被告はほかのメンバーと共謀し、０４年６月１０日、「お宅の娘さんが宝石を万引きして、逃げるときに落として壊してしまった」などとうその電話をかけ、京都府内に住む女性（８１）から約８０万円をだまし取るなど計１８件（うち１件未遂）の犯行を繰り返し、約１３８０万円をだまし取った。辻尾被告はこのうち９件の犯行に加わった。
（6/21）

http://mytown.asahi.com/shiga/news02.asp?kiji=5297