2005年06月18日(土) 00時00分
オレオレ詐欺に懲役4年6カ月 地裁判決(朝日新聞・)
オレオレ詐欺で金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた福島県郡山市富久山町福原、無職国分一城被告(22)に対する判決公判が17日、山形地裁であった。金子武志裁判官は「長年蓄えたものが一本の電話で失われる、極めて巧妙かつ卑劣な犯行」として、国分被告に懲役4年6カ月を言い渡した。
判決によると、国分被告は同市菜根3丁目、無職佐藤拓也被告(23)ら3人と共謀し、04年7月、山形市の女性(54)に交通事故の示談金名目のうその電話をかけ190万円を振り込ませるなど、男女7人から合計約2611万円をだまし取った。国分被告は振り込ませた金を引き下ろす役だった。
判決に先立って証拠調べがあり、国分被告が取得した約260万円を被害者に弁済するとしたことや、既に9万円を弁済したことから、検察側は、それまで求刑8年としていたが、7年6カ月が相当とした。
一方、電話をかける役だったとされ、同じく詐欺罪に問われている佐藤被告の論告求刑公判も17日、同地裁(同裁判官)であり、検察側は懲役7年6カ月を求刑した。
(6/18)
http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=6985
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