2005年06月15日(水) 00時00分

郵便料金値上げも 首相が答弁修正 （東京新聞）

　衆院郵政民営化特別委員会は十五日午前、小泉純一郎首相が出席して郵政民営化関連法案の審議を行った。首相の出席は三日以来二度目。首相は民営化後の郵便料金について「値上げは簡単にはできない」としながらも「下がる可能性もあるし、ものによっては上がるものもあろう」と述べ、値上げされる可能性を指摘した。

　三日の審議では、竹中平蔵郵政民営化担当相が「郵便業の生産性を上げていかないと料金の値上がりは避けられない」と答弁したのに対し、首相は「（他社との）競争があるからなかなか値上げは難しい」と反対の見方を示した。

　この日の審議で民主党の海江田万里氏が答弁の食い違いを指摘し、首相が答弁を修正した形だ。

　首相は「商売は公務員より民間人の方がうまい。民間でやっていることは民間に任せた方がいい」と述べ、郵政民営化の必要性を強調した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050615/eve_____sei_____001.shtml