2005年06月14日(火) 00時00分

障害男性が１３００万円契約 リフォーム５業者と （東京新聞）

　埼玉県川越市で五十代の無職男性が、リフォーム五業者と約千三百万円の契約を結ばされていたことが十四日、分かった。同市生活情報センターは「男性は交通事故で頭部を損傷し、契約に関する判断力が乏しい」として、業者と交渉したが、返金されたのは約五百万円にとどまったという。

　同市市民活動支援課によると、男性は高齢の母親と二人暮らしで、契約という概念も理解できない状況という。

　男性は二年間に計五社とシロアリ予防消毒、天井換気扇設置などの契約を結んだ。その後、訪れた別の業者が「（男性の）クレジット契約の状況がおかしい」とセンターに連絡。センターは業者と交渉したが一社は倒産、一社は「工事は完了している」として返金に応じなかったという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050614/eve_____sya_____004.shtml