2005年06月14日(火) 16時31分
裁かれる三菱:法廷から リコール削減は社員の共通認識−−技術品質部長 /神奈川(毎日新聞)
◇第14回公判で技術品質部長
三菱自動車(三菱ふそうトラック・バスに分社)製大型車のクラッチ系部品欠陥隠し事件で、業務上過失致死罪に問われた同社元社長、河添克彦被告(68)らの第14回公判が13日、横浜地裁(山崎学裁判長)であった。
三菱自のクレーム隠しが発覚した00年当時の同社トラック・バス部門技術品質部長が4回目の出廷をし、当時の社内の状況について「リコール(回収・無償修理)は会社にとって非常に費用がかかる。できるだけ数を減らしたいという思いはみんなの共通認識としてあったと思う」と述べた。
元部長は00年7月にクレーム隠しが発覚した後、98年4月以降のリコールする案件を洗い出した経緯について証言した。【伊藤直孝】
6月14日朝刊
(毎日新聞) - 6月14日16時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000169-mailo-l14