2005年06月14日(火) 10時27分
黒人差別の指摘でCM中止 化粧品のマンダム(共同通信)
化粧品製造販売会社「マンダム」(大阪市)が、チンパンジーが黒人のまねをしているテレビコマーシャルに黒人差別を思わせる表現があったとして、放映を中止していたことが14日、分かった。
中止したのは男性用洗顔製品のテレビコマーシャル「ペーパー洗顔モゲハ編」。黒人数人が製品を使って顔の汗をふく姿を、縮れた髪形のかつらをかぶり赤や緑の衣装を着た黒人を連想させるチンパンジーが、隣でまねをして顔をふくという内容だった。
3月28日から放映していたが、人権擁護団体から「黒人を類人猿と同等にみなしている」などの指摘を受け、弁護士や広告代理店の担当者らを交えて検討。「国際的な倫理観が欠けていた」と判断し、6月9日から放映を中止。雑誌広告も止めた。
(共同通信) - 6月14日10時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000050-kyodo-soci