2005年06月06日(月) 21時52分
振り込めの被害金“返還” 三井住友銀が富山の女性に(共同通信)
振り込め詐欺に遭った富山県滑川市の女性が片仮名の口座名義人に被害金など120万円の損害賠償を求め、4月に勝訴したことを受け、三井住友銀行永山支店(東京都多摩市)は6日、口座に残っていた約100万円を女性の代理人の口座に振り込んだ。
判決後、女性の代理人が横浜地裁相模原支部に債権差し押さえ命令などを申し立てるなど、返還手続きを進めていた。女性は約10カ月ぶりに被害を取り戻した。
代理人の福島武司弁護士は「法的手続きで被害回復を目指すと、手間も時間もかかる。犯罪性が強いと判断されれば、銀行が任意に返金してくれれば理想」と話した。
女性は昨年8月、長女や法律専門家を装った男女に、電話で「(長女が)交通事故を起こし、保釈金が必要」などと言われ、100万円をだましとられた。女性は同10月、現金自動預払機の控えに記された口座名義人を詐欺の共犯として片仮名のまま富山地裁に提訴した。
(共同通信) - 6月6日21時52分更新
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