2005年06月06日(月) 20時04分
元近江肉牛協会副会長を再逮捕 TB法違反容疑で滋賀県警(京都新聞)
「近江牛」の飼育履歴偽装事件で、滋賀県警生活保安課などは6日、5頭の肉牛の飼育履歴を偽ったとして、牛トレーサビリティー法(TB法)違反などの疑いで、元近江肉牛協会副会長の東近江市聖徳町、家畜商中川昭八被告(72)=同法違反などの罪で起訴=を再逮捕した。
調べでは、中川容疑者は肉牛の県内での飼育期間を長く見せかけて「近江牛」として出荷するため、2004年6月2日に岐阜県の家畜市場から購入した肉牛1頭について、翌日、家畜改良センター(福島県)が管理する牛の個体識別台帳に「03年1月12日に購入した」とする虚偽の登録をするなど、計5頭の飼育履歴を偽った疑い。
県警によると、肉牛5頭は実際には県内で9日から5カ月しか飼育していなかったのに、虚偽登録により、県内での飼育期間を実際より9カ月から1年5カ月間も長く装っていた、という。中川容疑者は「何頭も虚偽登録をやっているので、間違いないと思う」と供述している、という。
一方、大津地検は6日、牛TB法違反などの容疑で逮捕された中川容疑者の二男の家畜商手伝い中川智晴容疑者(40)を処分保留で釈放した。
(京都新聞) - 6月6日20時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000047-kyt-l25