2005年05月27日(金) 16時20分
横領:高齢者狙い訪問販売 契約総額500万円以上、桐生署が2容疑者再逮捕 /群馬(毎日新聞)
◇桐生署、横領容疑で逮捕
桐生署は26日、訪問販売で独居の女性(86)から多額の代金を横領したとして、栃木市今泉町1、無職、影山辰也(29)と栃木県足利市福居町、無職、山口弘史(38)の両容疑者を横領容疑で再逮捕した。両容疑者がこの女性と交わした契約の総額は500万円以上といい、同署は判断力が衰えた高齢者を狙う悪質な訪問販売を繰り返していたとみている。
調べでは、両容疑者は訪問販売員だった昨年12月21日、桐生市の独居の無職女性方を訪問し、ベッドや布団などの売買契約を結んで代金約270万円を受け取ったが、商品を届けず、生活費や遊興費に使った疑い。
03年7月ごろから女性方を訪問を始め、巧妙に説得し同様の契約を10回以上交わした。女性宅は未使用のベッドや布団が複数あったという。今年1月、女性の介護ヘルパーが不審に思い、事件が発覚した。同署は9日に両容疑者を、契約内容を記した書面を交付しなかったとして特定商取引法違反容疑で逮捕したが、26日に処分保留で釈放となっていた。【伊澤拓也】
5月27日朝刊
(毎日新聞) - 5月27日16時20分更新
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