2005年05月17日(火) 20時49分
NYタイムズ・インターネット版、9月から一部有料化(読売新聞)
【ニューヨーク=大塚隆一】米紙ニューヨーク・タイムズは16日、新たなオンライン・サービスの導入に伴い、無料で提供しているインターネット版の記事の一部を9月から有料化すると発表した。
有料にするのは同紙のコラムニスト陣による記事。年間料金は49・95ドル(約5300円)で、登録した人はニュースを含めた過去の記事の検索もできるようになる。また、宅配購読者は無料で同じサービスが受けられる。コラム以外の大半の記事は無料に据え置く。
米国の新聞ではネット広告による収入が急速に伸びており、多くの新聞は有料化で読者が離れ、広告収入も減ってしまうことを恐れている。しかし、同紙のアーサー・サルツバーガー・ジュニア社主は「ネット広告もいずれ頭打ちになり、新しい収入モデルが必要になる。今回の試みは情報の質を維持する助けにもなる」と話している。
(読売新聞) - 5月17日20時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000314-yom-bus_all