2005年05月14日(土) 16時45分
訪問販売:うそや強引勧誘、業者「セラシステム中部」を指導−−県 /山梨(毎日新聞)
ボイラーやシロアリ駆除などの訪問販売でうそを言ったり強引に勧誘したなどとして、県は13日、甲府市中小河原町の訪問販売業「セラシステム中部」(小笠原征一社長)に対し、特定商取引法と県消費生活保護条例に基づく改善指示と勧告を行った。
県県民生活課によると、同社は南アルプス市の70歳代の女性宅を訪れ、「家が崩れ落ちる」などとうその説明をして耐震工事やシロアリの消毒を執ように勧誘した。このほか、県内の5人に、ボイラーの点検や購入を強引に勧めるなどした。
6人の契約金額は約30万〜100万円。このうち1人は既に約38万円を支払ったという。別の1人は過去数年で、同社と二十数回の工事契約を結び、総額約2000万円を支払った。県によると、同社は現在、新規営業を見合わせ、顧客と和解を進めているという。
県消費生活センターに03年1月〜04年10月、同社の訪問販売についての苦情が19件あった。相談者の74%が60歳以上の高齢者で、68%が女性だった。【藤沢宏幸】
5月14日朝刊
(毎日新聞) - 5月14日16時45分更新
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