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2005年05月14日(土) 20時55分

<商標登録>「二十四の瞳」の無効請求へ 小豆島の観光施設毎日新聞

 壷井栄の小説「二十四の瞳」の舞台となった香川県・小豆島で、土庄(とのしょう)町の化粧品製造販売会社が「二十四の瞳」の商標登録を今年3月、特許庁から取得していたことが分かった。これに、同名映画のロケが行われた同島内の内海(うちのみ)町にある観光施設が「イメージが壊されるおそれがある」と反発、近く特許庁に商標登録無効を請求する。
 商標登録したのは小豆島ヘルシーランド(柳生好彦社長)。同社は目の健康食品を開発中の昨年3月に登録申請。「二十四の瞳」は、奈良県の男性が74年に商標登録していたが、今年1月に失効し、3月に同社が後を継ぐ形で取得した。
 柳生社長は「商標は一企業として使用せず、小豆島内で有効活用していきたい。島内の業者に使用料を請求するつもりはない」との考えを表明。島内の企業の使用に関しては「小豆島とのしょう観光協会」に権利を委託するという。
 この動きに、映画のオープンセットを保存・展示している内海町の「二十四の瞳映画村」を運営する財団法人「岬の分教場保存会」は同社を批判。理事長の坂下一朗・内海町長は「名称は島民が大切にしてきた財産。一企業が所有するのは問題で、イメージダウンが心配」と話している。【秋長律子】
(毎日新聞) - 5月14日20時55分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000082-mai-soci