2005年05月10日(火) 00時00分

個人情報文書に時刻表印刷 電車内に置き忘れ （東京新聞）

　県水道局は九日、千葉水道事務所市原支所の男性職員（５９）が、水道料金の未納者十人分の個人情報が記載された「未収金調査整理表」四枚を電車内で紛失し、乗客の連絡で回収したと発表した。

　同局によると、職員は五日、妻と東京・奥多摩湖に出掛ける際、整理表の裏面にインターネットで調べたＪＲ青梅線の時刻表を印刷して持参し、妻が総武線の車内に置き忘れた。現地で紛失に気づいたが、上司に報告したのは六日朝。整理表四枚は総武線の乗客が網棚で見つけ、同支所が六日に回収した。

　整理表には住所、氏名、昨年二、三月の水道料金、未納の事実が記載されていた。

　同局は、個人情報の記載文書の持ち出しを要綱で禁じているが、職員は紛失した四枚を含め、計十三人分の整理表七枚を自宅に持ち帰っていた。

　高橋三郎・同局管理部長は「一枚二、三行しかデータが記載されておらず、軽く考えたようだ。個人情報の管理が徹底し切れていなかった」と陳謝。職員の処分は今後、検討するという。　（林　容史）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050510/lcl_____cba_____001.shtml