2005年05月07日(土) 03時06分
オウム1100万円収益 ＧＷセミナー ２００人超、参加費だけで（産経新聞）
オウム真理教がゴールデンウイーク期間中に、全国の施設で開催した集中セミナーに二百人以上の信者が参加し、参加費だけで約千百万円の収益を上げていたことが六日、公安当局の調べで分かった。収益は昨年のセミナーより約三百万円増加しており、依然としてセミナーが重要な資金源となっている実態が浮き彫りになった。
公安当局によると、教団では埼玉県八潮市と大阪市の施設で、長期コース（参加費＝八万円）と短期コース（六万円）を開催。このほかに東京都などの四施設で、一日一万円の部分参加コースも用意した。参加者は昨年のゴールデンウイークに開催した集中セミナーより数十人増加。収益は約三百万円増えた。
教団ではゴールデンウイーク前の各種説法会で、分割払いによる参加を呼びかけるなどしており、参加者の増加につながったようだ。最近の説法会で教団は麻原彰晃被告（本名・松本智津夫）への回帰を鮮明に打ち出しており、今回のセミナーでも、“原点回帰”に基づいた説法が行われたとみられる。
（産経新聞） - 5月7日3時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050507-00000019-san-soci