2005年05月03日(火) 03時05分
全農あきた本部長らの告訴状提出、コメ不正売却で(読売新聞)
全国農業協同組合連合会秋田県本部(全農あきた)の玄米を、子会社「パールライス秋田」(秋田市)が不正売却し、不良債権の穴埋めをしていた問題で、全農全国本部と同社が、全農あきた本部長を務める元社長ら同社の元幹部3人について背任容疑で秋田県警に告訴状を送っていたことが、2日わかった。
全農などによると、同社は2004年2月、経営不振に陥っていた兵庫県内の取引業者との間に2億700万円の不良債権を抱えていたが、元社長と元専務は回収不可能と判断。03年度の赤字決算を避けるため、書類を不正に作成し、全農あきたが農家から販売委託されていた玄米762トンを無断で同社に出荷し、同年3月、販売代金を穴埋めに充てた疑いが持たれている。
また、同社元営業課長は03年11月、代金の未払いが続いていた兵庫県内の業者との取引を中止するよう命じられていたのに取引を続け、6050万円の不良債権を生じさせた疑いがあるという。
(読売新聞) - 5月3日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050503-00000401-yom-soci