2005年04月28日(木) 17時16分
セキュリティセミナー:組織は自己責任で、個人情報の保護を−−県などが開催 /鳥取(毎日新聞)
個人情報漏えいを防ぐ情報管理施設「セキュアデータセンター鳥取」(鳥取市湖山町北2)がこのほど開所し、運営するセコム山陰(松江市)と県が27日、県民文化会館(鳥取市尚徳町)で情報セキュリティセミナーを開いた。県内では医師のパソコンから患者の個人情報が漏れるトラブルが続いており、出席した金融機関や病院の関係者約400人は真剣な表情でメモをとっていた。
セミナーではまず、日本ネットワークセキュリティ協会理事の井上陽一氏が「今、求められるセキュリティ対策とは」と題して講演し、リスク管理を組織が自己責任で行うことの重要性を指摘した。
続いて、片山善博知事や鳥取大の能勢隆之学長らが、個人情報保護について話し合った。片山知事は「県政では、情報公開と個人情報保護の両立や、外部に業務委託する際に民間と共有した情報の漏えい防止を徹底できるかなどの課題がある」と話した。【松本杏】
4月28日朝刊
(毎日新聞) - 4月28日17時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050428-00000210-mailo-l31