2005年04月27日(水) 11時52分
職場で中傷「精神疾患に」 福祉法人に賠償(共同通信)
名古屋市緑区の社会福祉法人「ゆたか福祉会」に勤務する女性看護師(55)が、「少数派の労働組合に加入したことを管理職らから中傷され、重篤な精神疾患となった」として、同法人と管理職ら5人に約1800万円の賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁の橋本昌純裁判長は27日、同法人などに計約1300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
橋本裁判長は、女性が精神疾患になったのは管理職らの非難が原因と認定した。
判決によると、女性は2002年8月、ゆたか福祉会の多数派の労組を脱退して少数派労組に加入。女性側は「このことをめぐり、同年9月にあった施設の職員会議の席上、管理職や福祉会の労組役員らから長時間にわたってひぼう、中傷を受け、職場復帰できないほど重篤な精神疾患となった」と主張していた。
(共同通信) - 4月27日11時52分更新
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