2005年04月16日(土) 00時00分
70%が参加希望せず 裁判員制度で内閣府調査 (中日新聞)
内閣府が16日発表した「裁判員制度に関する世論調査」によると、刑事裁判で2009年までに導入する裁判員制度について71・5%が「知っている」と答えた一方、「参加したくない」と答えた人は70・0%で「参加したい」の25・6%を大きく上回った。
参加したくない理由(複数回答)は「有罪・無罪の判断が難しい」(46・5%)と「人を裁きたくない」(46・4%)が上位を占め、国民の間に新制度の認知度は高まったものの、参加には依然強い抵抗感があることが浮き彫りになった。
新制度では、くじで選ばれた裁判員が殺人など重大な刑事裁判で裁判官とともに有罪・無罪や量刑を判断する。法務省刑事局は結果について「重く受け止めている。裁判に参加する意義を訴え、理解してもらえるよう広報活動に力を入れたい」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050416/fls_____detail__044.shtml