2005年04月15日(金) 13時10分
秋田・湯沢でパソコンから市民情報が大量流出?(読売新聞)
秋田県湯沢市の公用パソコンから、市民1万1255人分の名簿や職員名簿などの情報が流出していた疑いのあることが15日、分かった。
男性職員が、貸与されていたパソコンにファイル交換ソフトを入れた後、データを盗み取るウイルスに感染したため、流出した可能性が高いという。市は、この職員を11日付で訓告処分にした。
同市によると、職員は、旧湯沢市など4市町村が設置した湯沢雄勝合併協議会(合併前日の3月21日に廃止)の元総務班長。ノートパソコンにファイル交換ソフト「ウィニー」を入れて使ったところ、3月18日になって、旧湯沢市のホームページの掲示板に「合併協のデータが流出している」との書き込みが見つかり、ウイルス感染が発覚した。
職員のパソコンが接続していたサーバーには、2003年に合併に関するアンケートを実施するために抽出した旧湯沢市の市民1万1255人分の名簿や職員名簿などの情報が入っていた。
市は、流出による被害の報告はないとしているが、ウイルスの種類などは特定できていない。市は「今後は個人的なソフトは公用パソコンに入れないよう徹底したい」としている。
(読売新聞) - 4月15日13時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000103-yom-soci