2005年04月15日(金) 16時33分
振り込め詐欺:横浜の68歳女性、750万円被害 4回にわたり振り込む /神奈川(毎日新聞)
◇息子名乗り、示談金要求
横浜市磯子区の主婦(68)が7〜12日にかけて、「交際女性を殴った」という息子を名乗る男の電話をきっかけに、弁護士や金融業者などを名乗る4人の男から電話で4回にわたって計750万円をだまし取られた。13日に被害届を出し、神奈川県警松田署は振り込め詐欺で捜査を始めた。
調べでは、7日午前11時ごろ、主婦の携帯電話に着信履歴があり掛け直すと、長男(31)を名乗る男が「交際女性を殴ってしまった。金を都合してくれ、弁護士も頼んでいる」と話した。弁護士を装った男が示談金150万円の振り込みを求め、主婦は指定された口座に振り込んだ。
翌日も電話があり、示談金追加や弁護料で250万円を振り込んだ。さらに12日には金融業者を名乗る男が、長男の借金名目で350万円を要求、振り込んだ。
長男は埼玉県内在住で、主婦が8日の電話で「会って話をしたい」と言った際に、長男を装った男が「来ても仕事があるから無理」と言ったため、確認せずに振り込んだ。13日に長男にメールを送ると、長男から連絡があり、だまされたと気付いた。【野口由紀】
4月15日朝刊
(毎日新聞) - 4月15日16時33分更新
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