2005年04月14日(木) 13時45分
片仮名名義人に賠償命令 振り込め詐欺で（共同通信）
振り込め詐欺に遭った富山県滑川市の女性が、振込先の片仮名の口座名義人に、被害金と慰謝料など１２０万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、富山地裁の永野圧彦裁判官は１４日、原告の請求通り、口座名義人に１２０万円の支払いを命じた。
判決理由で永野裁判官は「被告が欺罔（ぎもう）行為に直接加担したとは認められないが、犯罪行為に使用されることを認識した上で口座を流通させたと推認できる」と述べた。
女性は昨年１０月、現金自動預払機の控えに記された口座名義人を、詐欺の共犯として片仮名のままで提訴。同地裁が銀行に照会し、漢字の氏名と神奈川県相模原市の住所は分かったが、被告は出廷せず結審した。
（共同通信） - 4月14日13時45分更新
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