2005年04月12日(火) 16時30分

京都・牧師婦女暴行：聖神中央教会、横浜・川崎支部が脱会　／神奈川（毎日新聞）

　◇６０人、代表の信者暴行受け
　京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の牧師、金保容疑者（６１）による信者への婦女暴行事件を受け、横浜、川崎両市にある２支部が同教会を脱会していたことが１１日、分かった。
　脱会したのは横浜市西区の聖神横浜インターナショナルチャーチと、川崎市川崎区の聖神川崎祝福教会の２支部で、信者は計約６０人。
　両支部の施設入り口には脱会を告げる通知書が張り出されている。関係者や通知書によると、両支部は９日に中央教会に脱会を伝えた。横浜支部では、１０日から雑居ビルの３、８、９階にある施設を閉鎖した。３階建ての川崎支部は脱会後も閉鎖せず、横浜支部の関係者も一部加わり宗教活動を続けるという。１１日も信者らが出入りしていた。
　横浜支部の男性牧師は「金容疑者が逮捕され、同じ名前を使いたくないと思った。看板を変えてもけじめがつかないので、脱会、教会閉鎖を決断した。生徒（信者）も同意してくれた」と脱会の理由を説明した。
　また別の男性信者は「自分たちは（事件に）関係ないと示すには脱会しかなかった。信者のセミナーで金容疑者は父親のように優しく接してくれたが、裏切られた気持ちだ」と話した。【渡辺創、鈴木一生、野口由紀】

４月１２日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000129-mailo-l14