2005年04月12日(火) 18時24分
逮捕の牧師、被害情報交換知り少女らの携帯取り上げ(読売新聞)
「聖神中央教会」主管牧師金保容疑者(61)による婦女暴行事件で、被害少女らが携帯電話のメールで被害情報を交換しているのを知った金容疑者が昨年夏ごろ、未成年信者の携帯電話を禁止にし、取り上げていたことが12日、教会関係者の証言でわかった。
金容疑者は2年ほど前から日常的に少女らのメールを見ており、被害情報のやりとりを知ったという。金容疑者の隠ぺい工作の一つとみられ、元信者は「メールで性的暴行の話が広まるのを防ごうとしていたのではないか」と話している。
教会関係者によると、金容疑者は数年前から、教会内で信者の少女に「メールを見せろ」と命じるようになった。金容疑者は未成年者の男女交際を禁じており、メールで交際が発覚した少女はどなられ、ほおを平手打ちされた。
昨年には、少女が男性とメールを交換しているのを見つけ「いつまでこんなことをしているんや」とどなり、靴べらで頭をたたいた。金容疑者は少女の母親に命じ、携帯電話を足で踏ませて壊させた。
昨年から若い信者の間に被害の情報が広まり、若い男性信者が「(金容疑者から)女の子を守る会」を作ってメールで情報を交換した。これを昨年夏ごろに知った金容疑者は、説教の中で「女の子を守る会を作っている子がいる。子どもたちは間違ったメールをやりとりしている」と述べ、教会内で中高生などの未成年信者が携帯電話を持っているのを見つけたら、その場で取り上げ、親に契約解除を求め始めたという。
(読売新聞) - 4月12日18時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000509-yom-soci