2005年04月12日(火) 23時21分
被害少女らの心のケア実施へ 聖神中央教会事件で京都府(京都新聞)
聖神中央教会(京都府八幡市)の主管牧師永田保容疑者(61)による女児暴行事件で、京都府は12日、容疑者から性的暴行を受けた被害少女らの心のケアに近く乗り出すことを明らかにした。13日に被害者の会の関係者と会い、少女らの現状などについて話を聞く。
12日、被害者の会から、被害者への専門家によるカウンセリングの必要性について連絡を受け、府こども未来室が決めた。
13日は児童相談所や府教委など関係機関の担当者が少女の様子を聞く。その情報をもとに、児童福祉司やスクールカウンセラーらが個々に必要なカウンセリングの方法を検討、実施する。
心のケアが必要な被害者は、中高生などを含む未成年の少女数人。パニックで心を病んだり、見知らぬ男性におびえる子もおり、ひきこもりになっているケースもあるという。
一方、被害者の会は12日、被害者や保護者が教会施設や永田容疑者の自宅の仮差し押さえを求めた申請に対し、京都地裁が申し立てを認める決定をした、と発表した。被害者らは永田容疑者や教会に対して慰謝料を求める民事訴訟を近く提訴する。仮差し押さえの決定について、教会は「適切な対応をしたい」と話している。
(京都新聞) - 4月12日23時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000052-kyt-l26