2005年04月11日(月) 02時42分
京都牧師事件 組織的に性的暴行か 幹部ら十数人をきょうにも聴取(産経新聞)
京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の永田保容疑者(61)=本名・金保=が逮捕された婦女暴行事件で、京都府警は同容疑者が教会幹部の協力を得て信者の少女らに性的暴行を加えていたとみて、十一日から教会幹部ら十数人に事情を聴く方針を固めた。教会関係者は、「別の教会幹部も永田容疑者の性的暴行に手を貸していた」と話していることから、組織的に関与していた疑いもあるとみて事件の全容解明に乗り出す。
教会幹部の関与をめぐっては、信者に対する暴行容疑で逮捕された教会幹部で講道師の熊谷由美江容疑者(38)が、平成十四年一月十三日午前一時ごろ、八幡市下奈良名越の聖神中央教会で、京都市内に住む信者の小学六年の女児=当時(12)=を牧師室に連れ出し、永田容疑者の性的暴行に手を貸したとされる。
また、教会内で今回の事件が発覚した昨年十二月、教会幹部が被害少女らの「事件を口外しない」という念書を取り付けたことや、布教活動のため小人数で海外に出かけた際に気に入った少女を随行させて性的に暴行したことも判明。府警は、永田容疑者の性的暴行は、教会幹部の協力なしに実行できなかったと判断した。
(産経新聞) - 4月11日2時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000017-san-soci