2005年04月08日(金) 22時00分

＜牧師婦女暴行＞教団活動と被害児童の調査指示　京都府知事（毎日新聞）

　京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の牧師、金保容疑者（６１）による信者の少女への婦女暴行事件を受け、京都府の山田啓二知事は８日、宗教法人を所管する府文教課や府教委などに指示し、教団活動と被害児童の状況調査に乗り出したことを明らかにした。
　府文教課によると、９６年に改正された宗教法人法では、都道府県を越えて広域的な活動をする場合は自治体を通じて国へ報告することが定められているが、「聖神中央教会」は京都府以外で活動しているのに、同課へ届け出をしていない。
　同課は９８年から度々指導を続けているが、教団側は「法人内部での整理を進めてから手続きする」と返答しただけという。同課は近く教団関係者と面会し活動内容の報告を求める。
　一方、被害児童のケアにあたる府こども未来室は、心の傷を負った児童がいれば、児童精神科医などを置く児童相談所で一時保護する予定。現時点で保護対象の児童はいないという。【八田浩輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000139-mai-soci