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一連の事件では、一審で十二人が死刑判決を受け、このうち七人は二審でも死刑を言い渡され、最高裁に上告した。
一審で無期懲役、二審で死刑を言い渡された井上嘉浩被告(35)を含め、八人が最高裁で争っている。
しかし、弁護人が選任されたのは四人だけ。国選弁護人は最高裁の依頼で東京の三弁護士会が選んでいるが、二審判決から一年以上過ぎても決まらない被告もいる。「大量の記録を読むだけで通常の業務に支障が出る。引き受けるには相当の覚悟が必要」(東京弁護士会)だからだ。
麻原被告は昨年二月の一審判決後、国選弁護団が全員辞任。二審から担当している私選弁護人二人が東京拘置所で約百回接見したが、「会話と無関係に『うんうん』などと声を出すほかは黙ったままで、意思を確認できない」という。東京高裁は今年一月、控訴趣意書の提出期限を八月末まで延長したが、審理開始のめどは立っていない。
■まず麻原被告を
ジャーナリストの江川紹子さんの話 結論はともかく、順番が違う。一番責任があるはずの麻原彰晃被告が一回しか判決を受けていないのに、手下となって動き、反省もしている者に三回も死刑が言い渡され、確定してしまうのは非常に抵抗を覚える。ほかの被告の公判は最高裁で止めておき、まず麻原被告の責任を確定すべきだ。死刑が確定すると、接見が制限されるが、岡崎被告には「他の人は失敗を犯さないように」という考えがあるようなので、教訓を社会に生かすためにも接見は制限しないほうがいい。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050407/eve_____sya_____004.shtml