悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」の信者少女が乱暴を受けた事件で、婦女暴行容疑で逮捕された主管牧師、金保容疑者(61)が昨年12月、滞在先の米国から数人の被害少女に国際電話をかけ、「黙っていることが教会を守る」などと直接口止めしていたことが6日、府警捜査1課と八幡署の調べでわかった。
当時、教会の女性幹部が数人の少女に「事実はない」とする念書を書かせていたことも判明。府警は、金容疑者が側近幹部に指示し、組織的な隠ぺいを図ったとみている。
調べによると、金容疑者の性的乱暴は昨年11月、一部の支部教会の牧師間で問題化。12月初めには6支部教会が、少女らの実名を挙げて牧師を告発する手紙と脱会届を教会本部に郵送した。金容疑者が少女らに国際電話をかけたのは、この直後で、府警は、金容疑者が「主管牧師の言葉に従順でありなさい」と普段から繰り返していたことから、少女らの逆らえなくなった心理状態につけ込んだとみている。
一方、府警は6日、教会幹部の熊谷由美江容疑者(38)(京都府宇治市)を暴行容疑で逮捕した。
調べによると、熊谷容疑者は昨年11月28日夜、少女2人(当時14歳と16歳)が祈とう会を欠席したことに憤慨し、教会内で顔を殴るなどした疑い。熊谷容疑者は容疑を否認している。
熊谷容疑者は金容疑者の牧師室へ少女らを連れて行く役目をしており、金容疑者の婦女暴行容疑に関与していなかったか追及する。