2005年04月02日(土) 16時43分
対策強化で被害額３割減 ０４年、クレジットカード（共同通信）
クレジットカードの不正利用による被害額が減ってきた。カード各社が悪用を監視するシステムを導入し、偽造しにくいＩＣカードに変えるなどの対策を強化したためで、被害が急増している銀行のキャッシュカードと対照的だ。
クレジットカード会社で組織する日本クレジット産業協会（東京）によると、会員４８社の２００４年の被害総額は前年比３１・４％減の１８６億４０００万円で、統計を取り始めた１９９７年以降最少となった。カードの偽造、盗難のほか、カード番号を不正に得て、インターネット上の通信販売などで、本人になりすます手口も減少した。
クレジットカードの悪用防止では、高額商品を立て続けに購入するなどの不自然な利用があると、検知し、食い止める仕組みを各社が導入。店頭のカード端末などに違法な機械を仕込み、カード情報を盗む「スキミング」の被害が一時、深刻化したことに対応した。
（共同通信） - 4月2日16時43分更新
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