2005年03月28日(月) 23時31分
「Firefox」および「Thunderbird」のZIP版は今後公式リリースせず(impress Watch)
写真:インプレス
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Mozilla製品の主要開発者であるChase Phillips氏は、「Firefox」「Thunderbird」のZIP版が今後Mozilla Foundationからリリースされないことを、自身のホームページ上にて発表した。ZIP版の廃止は、22日公開の「Thunderbird」v1.0.2や、24日公開の「Firefox」v1.0.2で実施済みであり、現在各ソフトの最新版はインストーラー版のみの公開となっている。
ZIP版廃止の背景には「Firefox」v1.0.1で発生した問題があり、「Firefox」v1.0.1未満のZIP版を利用しているユーザーが、v1.0.1のインストール版を上書きで導入すると、同ソフトが正常に動作しなかった。
同氏によると、本問題で多くのユーザーが混乱したため、ZIP版の公開を止めることにしたという。ただし、ZIP版の公開を止めるのはMozilla Foundationがリリースする正式版だけであり、ナイトリービルドでは今後もZIP版を公開し続けるとのこと。
またMozilla製品の日本語版を配布しているMozilla Japanに問い合わせたところ、今後の日本語ZIP版公開についてはMozilla Foundationの方針に合わせるかどうかを検討中であるという。
□chase's blog -
http://weblogs.mozillazine.org/chase/
□窓の杜 - Firefox
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/browser/webbrowser/firefox.html
□窓の杜 - Thunderbird
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/mailer/thunderbird.html
(中井 浩晶)
(impress Watch) - 3月28日23時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000040-imp-sci