2005年03月24日(木) 03時15分
<窃盗事件>地震の点検装い、福岡市内で5件(毎日新聞)
地震の混乱に乗じた窃盗が、福岡市内で20〜22日の3日間に5件発生していることが分かった。4件は地震による水道管の破裂や貯水タンクの故障を理由に、点検を装った男がマンションやアパートを訪問し、室内から財布を盗む手口。福岡県警は訪問者に身分証明書の提示を求めるよう注意を呼びかけている。
中央区では20日、男が「地震で屋上のタンクが壊れているかもしれない。部屋を見せてくれ」と言って女性(18)の室内に入った。同区では22日にも男が「水道管が壊れてさびが出ているから点検させてくれ」と女性(19)に話して侵入。博多区でも同日「タンクの検診に来た」と言う男が女性(23)宅に入った。
この3件はいずれも午後4〜6時の間。男は20〜30代で身長160〜170センチ程度。黒の背広姿だったという。
城南区の女性(20)宅には22日午後1時ごろ、電力会社の職員を名乗る男が「電柱が壊れた。工事するからメーターを見せて」と侵入した。
いずれも男が室内にいた時間は5〜10分で、女性が別の部屋や室外にいたすきに財布を盗まれたという。4件の被害総額は16万4000円相当。
この他、博多区では女性(77)が避難所にいる間に空き巣に入られ、貴金属など13万円相当を盗まれた。【取違剛】
(毎日新聞) - 3月24日3時15分更新
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