2005年03月22日(火) 21時20分
名誉棄損訴訟、本多氏と岩瀬氏双方の上告棄却(読売新聞)
朝日新聞社元編集委員の本多勝一氏らがリクルートの接待旅行に参加したと報じた月刊誌の記事を巡る名誉棄損訴訟で、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は22日、本多氏と、記事を執筆したフリージャーナリストの岩瀬達哉氏の上告をいずれも退ける決定をした。
この問題では、本多氏が自らの著作の中で岩瀬氏を批判し、双方が名誉棄損による賠償を求めていた。この日の決定で、本多氏に200万円、岩瀬氏に176万円の賠償を命じた2審・東京高裁判決が確定した。
1、2審判決によると、岩瀬氏は1996年11月発売の月刊誌記事で、本多氏らが87年に、岩手県・安比高原にあるリクルート経営のスキー場を訪れたことについて、「接待旅行であり、リクルート事件と同じ懐柔策だった」と記載。
これに対し、本多氏が著作で「捏造(ねつぞう)記事」などと反論していた。
(読売新聞) - 3月22日21時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050322-00000213-yom-soci