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2005年03月18日(金) 16時55分

住民基本台帳:三島市、大量閲覧を制限 情報悪用防ぐため /静岡毎日新聞

 ◇05年度に要綱策定・実施へ
 三島市は、住民基本台帳の大量閲覧を制限する方針を固めた。閲覧された住所、氏名、年齢などの個人情報が振り込め詐欺や架空請求などの犯罪に利用されたり、名簿業者に流出することを防ぐための方策。県内では初の規制で、05年度に要綱を策定し、同年度中の実施を目指す。
 住民基本台帳には住所、氏名、性別、生年月日が記載され、住民基本台帳法で原則公開となっているため「悪用」が指摘されるようになった。今月9日には名古屋市で、民家に押し入って少女にわいせつ行為をしたとして逮捕された男が愛知県警の調べに「区役所の住民基本台帳を見て母親が不在がちの母子家庭を狙った」などと供述する事例も出ている。
 多くの自治体は閲覧料の徴収や、閲覧回数の制限などで情報流出を最小限にしようとしている。三島市は1回の閲覧を200人に制限し、閲覧料は1人分300円。1業者の閲覧回数も月4回から月1回にしたが、04年度で33業者が計76回、1万2530人分を閲覧した。業者は8割が県外で、利用目的は申請しなくてもよいため、閲覧結果がどのように使われたか分からないという。
 4月1日から個人情報保護法が施行されるため、市民課は「可能な限り市民の情報を守るのが市の務め」と閲覧を制限することを決めた。また、閲覧申請時に利用目的も申請させ、正当な目的が証明できない場合は閲覧を禁じる措置も検討している。【鈴木英世】

3月18日朝刊
(毎日新聞) - 3月18日16時55分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000022-mailo-l22