2005年03月16日(水) 13時20分
犯罪証明なしと一部無罪 牛血統偽装の詐欺罪は認定（共同通信）
牛の品種情報を管理する番号を記載した耳標を別の牛に付け替えて販売したとして、詐欺や牛肉トレーサビリティー法違反などの罪に問われた北海道小清水町の元町議林忍被告（６７）の判決公判で釧路地裁北見支部（伊東顕裁判官）は１６日、詐欺罪などで懲役２年、執行猶予３年（求刑懲役３年、罰金５０万円）を言い渡した。牛肉トレーサビリティー法については「犯罪の証明がない」として無罪とした。
伊東裁判官は同法については「省令で耳標は再装着できない構造を求めているのに実際は簡単に付け替えられる」と法の不備を指摘。詐欺罪については「牛肉の安全が社会問題化する中、国の制度を逆手に取った悪質な犯行」と認定した。
（共同通信） - 3月16日13時20分更新
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