2005年03月16日(水) 18時39分
農水省「信頼損ね残念だ」 牛血統偽装一部無罪で(共同通信)
牛の品種情報を管理する耳標を付け替えて販売したとして牛肉トレーサビリティー法違反罪などに問われた北海道の元町議に釧路地裁北見支部が一部無罪を言い渡したことを受け、農林水産省は16日「牛肉の信頼を回復するために取り入れた制度なのに信頼を損ねる結果になってしまい残念だ」と深刻に受け止めた。
同法は相次ぐ食肉偽装事件を受けて牛肉の安全を確保するために施行された。ところが、判決は品種を識別する耳標について「再装着できない構造と農水省令で定められていたのに実際は簡単に取り外せる」と指摘。「省令に適合しない以上、同法で定めた耳標といえず、違反行為に当たらない」と認定した。
(共同通信) - 3月16日18時39分更新
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