2005年03月16日(水) 20時05分
牛のうんちの力で露天風呂 酪農学園大、卒業祝いに(共同通信)
牛のふん尿のエネルギーを利用した露天風呂や足湯に入る卒業生=16日午後、北海道江別市の酪農学園大
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北海道江別市の酪農学園大の卒業式に16日、牛のふん尿を発酵させて出たメタンガスのエネルギーを利用した露天風呂と足湯が登場。卒業生は授業でお世話になった牛からのプレゼントに、身も心も温まっていた。
同大は乳牛約140頭を飼育、メタンガスを燃料に1日約400キロワットを発電し、学内の施設に電気を供給している。今回は発電時の余剰熱で沸いた湯を、農作業用のプラスチック製おけに引いた。
湯船につかった卒業生越水宏彰さん(22)は「牛たちのお祝いの気持ちが“熱い”ぐらい伝わってくる。今まで本当にありがとうと言いたい」と感慨深げ。イベントを主催した同大の岡本全弘教授(家畜栄養学)は「うんちのエネルギーを授業料のおつりとして返そうという、牛からの卒業祝いです」と笑っていた。
(共同通信) - 3月16日20時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050316-00000187-kyodo-soci