2005年03月15日(火) 15時59分
フィッシング詐欺? UFJ銀装い預金者にメール 問い合わせ100件(産経新聞)
UFJ銀行を装ったホームページで個人情報を取得しようとする「フィッシング詐欺」の疑いのあるメールが多数の預金者にいっせいに送信されていることが十五日、わかった。
同行によると、十四日夜から十五日朝にかけて、二十四時間受け付けのコールセンターに、同行のインターネットバンキング利用者や他行の預金者から約百件の問い合わせがあった。この電子メールは「セキュリティーのため」として本人確認を要求。記されているアドレスにアクセスすると、UFJ銀行のホームページに似せたページにつながり、口座番号などの預金者情報やクレジットカードの会員番号、暗証番号の入力を求めていた。
同行では「お客さまにメールで個人情報を入力するように求めることはない」と注意を呼びかけている。
欧米で頻発しているフィッシング詐欺では昨年末、国内で初めて金銭的な被害が確認された。UFJカードでは先月、顧客三十三人分のクレジットカードが偽造され、うち八人が計百五十万円を引き出される被害にあったと発表している。
警察庁は基本方針として、フィッシング行為自体を業務妨害罪、著作権法違反等で摘発する方針を示している。
(産経新聞) - 3月15日15時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050315-00000038-san-soci