2005年03月14日(月) 19時34分
「Mozilla」開発中止!? 米Mozillaはv1.8シリーズの位置づけをWeb上で釈明(impress Watch)
写真:インプレス
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アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするMozilla Foundationは10日(現地時間)、同団体が正式公開する「Mozilla」はv1.7シリーズが最後になることを発表した。同団体は、「Mozilla」のv1.7シリーズとv1.8シリーズを平行で開発していたが、v1.8シリーズの正式版は公開しないという。ただし、v1.7.6は予定どおり数週間のうちに公開するとしている。
また同団体は、もともとv1.8シリーズの正式版公開は予定していなかったと説明しており、v1.8シリーズのアルファ版やベータ版を公開したことで、多くの協力者やユーザーに誤解を与えたことを謝罪している。
v1.8シリーズはあくまでMozilla製品開発におけるテスト環境であり、エンドユーザー向けのアプリケーションではないとのこと。仮にv1.8シリーズを正式公開するとなれば、「Firefox」や「Thunderbird」の次期バージョンを開発する余力がなくなってしまうという。
なお同団体は2003年に、「Mozilla」中心の製品開発から、「Firefox」や「Thunderbird」中心の製品開発へと活動方針を変えており、この方針転換が事実上の「Mozilla」開発中止予告であったと考えられる。
□Mozilla Application Suite - Transition Plan
http://www.mozilla.org/seamonkey-transition.html
□窓の杜 - Mozilla
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/browser/webbrowser/mozilla.html
(中井 浩晶)
(impress Watch) - 3月14日19時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050314-00000011-imp-sci