2005年03月01日(火) 01時07分
「あさかぜ」「さくら」さようなら、別れ惜しむファン(読売新聞)
鉄道ファンが見守る中、客車連結のためホームを離れるブルートレイン「あさかぜ」の機関車=28日午後5時52分、JR東京駅で
|
ブルートレインの愛称の元祖になったJRの寝台特急「あさかぜ」と、2代目ブルートレイン「さくら」の最後の下り列車が28日夜、東京駅からそれぞれ下関(山口県)と鳥栖(佐賀県)に向けて出発し、半世紀近い歴史にピリオドを打った。
東京駅の10番線ホームには1000人を超すファンらが詰めかけ、長い警笛を響かせて走り出した青い車体に「ありがとう」と声をかけて別れを惜しんだ。
あさかぜは旧国鉄時代の1956年にデビュー。食堂車などを備えた豪華な客車は「走るホテル」と呼ばれ、松本清張の「点と線」の舞台になったことでも知られるが、近年の乗車率は平均3割と低迷、3月のダイヤ改正に伴い廃止されることになった。
(読売新聞) - 3月1日1時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050228-00000113-yom-soci