2005年03月01日(火) 08時23分
WSJ-イーベイ、「サクラ入札」で訴訟に直面(ダウ・ジョーンズ)
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)ネット競売最大手の米イーベイ(Nasdaq:EBAY)が集団訴訟に直面している。訴えの内容は、同社のオークションサイトの特定の機能が、出品者が自作自演で値段をつり上げる「サクラ入札」を助長しているとするもの。
イーベイによると、訴状はカリフォルニア州サンタクララ郡の地裁に2月に提出され、カリフォルニア州のオークション法および消費者保護法、不当競争法違反を主張している。
広報担当者は「内容を検討したが、法的根拠に乏しい」とした上で、「原告はイーベイ入札システムの機能を誤解しているようだ。(原告が)訴訟の必要性を感じたのは遺憾だ」と述べた。
イーベイは最近、ネットオークションサイトの出品手数料やカスタマーサポートの内容を変更している。同社は今年に入り、出品手数料を引き上げる予定としていたものの、出品者の一部からサイトの利用を取りやめるとする反発や警告があったため、特定の料金については引き下げ、カスタマーサポートを拡大する方針を表明していた。
(ダウ・ジョーンズ) - 3月1日8時23分更新
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