2005年03月01日(火) 14時20分
振り込め詐欺を見事防止 名張つつじが丘郵便局長(中日新聞)
【三重県】名張市内の女性(54)が振り込め詐欺により現金を振り込もうとするのを食い止めたとして、名張署は28日、市内の名張つつじが丘郵便局の高山進局長(59)に署長感謝状を贈った。(伊東浩一)
女性は1月21日、男の声で「娘の車がうちの(暴力団の)組長の車にぶつかった。修理代を払え。払わないと娘の命がないぞ」などとする電話を受けた。
電話口から娘を装う女の泣き声が聞こえたこともあり、信じ込んでしまった女性はこの日の午後4時ごろ来局。自分の口座から現金50万円を引き出し、犯人が指示する郵便貯金口座に振り込もうとした。女性の表情が深刻で、現金を下ろす手も震えていたことなどから高山局長ら局員が異常を察知。女性から事情を聞き出し、振り込め詐欺の疑いがあったため、説得して振り込みを中止させた。
この日、柴田一重署長から感謝状を受けた高山局長は「女性は犯人から口止めされていたらしく、最初、声を掛けても、なかなか事情を話してくれず苦労した」と語った。
(中日新聞) - 3月1日14時20分更新
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