2005年02月24日(木) 20時01分
「似ている」だけで逮捕=別の男が窃盗自供、男性釈放−経緯説明、謝罪・福島県警(時事通信)
福島県警は24日、同県郡山市で昨年10月に起きた窃盗事件で、郡山署が市内の男性(36)を誤認逮捕していたと発表した。別の窃盗容疑で逮捕された住所不定、無職三瓶義美被告(34)=公判中=が犯行を認め、同署は逮捕から15日後に男性を釈放した。
男性は「(事件当時)自宅でテレビを見ていた」と主張したが、同署は事件を目撃した2人の証言を根拠に、十分な裏付け捜査をしないまま逮捕していた。
県警刑事総務課によると、昨年10月13日午前8時45分ごろ、郡山市の駐車場で、乗用車から現金8200円などが入った手提げバッグが盗まれる事件が発生した。
その際、近くにいた2人が事件を目撃。同署は「よく似ている」という2人の証言などをもとに、同日午後、男性を窃盗容疑で逮捕した。
ところが、市内の病院駐車場で乗用車を盗んだとして、同月27日に逮捕された三瓶被告が翌28日、13日の事件を自供。同署は同日午後、男性を釈放した。
同署副署長が24日、男性を訪ねて事件の経緯を説明し、謝罪した。
(時事通信) - 2月24日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000546-jij-soci