2005年02月23日(水) 18時08分

振り込め詐欺やひったくりに備え　下京で高齢者防犯教室（京都新聞）

ひったくりから身を守る方法を寸劇で紹介する警察官たち（京都市下京区・区総合庁舎） 　 　振り込め詐欺やひったくり、悪質商法など、高齢者が巻き込まれやすい犯罪の対策を考える「自分を守る防犯教室」が２３日、京都市下京区の区総合庁舎で開かれた。警察官たちが具体的な手口を寸劇やビデオで紹介、参加者たちは万一の事態への備えを学んだ。
　区生活安全推進協議会が主催し、同区を管轄する七条、五条、堀川の各警察署が協力した。高齢世代を中心に約１００人が参加した。
　家族や親せきを装って現金をだまし取る「振り込め詐欺」については、偽の警察官や弁護士なども電話口に登場する最近の手口について、ビデオなどで紹介した。ある署員は「自分はだまされないと思うのは間違い。手口が非常に巧妙になっている」といい、自分の家族にかかってきた電話を、警察官の自分でも一瞬信じそうになったことを明かした。
　ひったくり対策では、自転車に乗る女性と「犯人」に扮（ふん）した署員が前かごにネットを張る方法などを紹介した。参加者たちは、日ごろの心掛けをあらためて考えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000015-kyt-l26