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神奈川、奈良など５県警の合同捜査本部は２２日、児童ポルノのビデオ、ＤＶＤを大量に生産、インターネットなどを通じて全国に販売していたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反（児童ポルノ販売）容疑で横浜市港北区新横浜１丁目、インターネット関連会社「サイバーデータ」社長松井裕二容疑者（３８）ら５人を逮捕。同市鶴見区鶴見中央２丁目、ビデオ製造会社「ウイニング」の自称社長池末和隆容疑者（３５）ら４人を同法違反（販売目的所持）容疑で現行犯逮捕した。
合同捜査本部によると、児童ポルノ映像の製造、販売容疑で５県にまたがって各県警が合同で捜査するのは初めて。神奈川県警少年捜査課は、サイバーデータ社が０１年の設立以来、児童ポルノ映像を約２８００人に販売、約１億８５００万円の売り上げがあったとみている。池末容疑者はプロ野球の元２軍選手。
調べでは、同社は、昨年９月と１１月、ともに奈良県内の男性２人（５２歳と３４歳）に、１８歳未満の少女が出演する児童ポルノのビデオを、１本５０００円でそれぞれ売った疑い。
同課によると、奈良県の高校教師が「うちの生徒がビデオに出ているようだ」と警察に相談したことから、同社の児童ポルノ販売が発覚。他の県警もインターネットで同社の違法行為を発見し、捜査を開始していた。
合同捜査本部は神奈川、奈良のほか兵庫、三重、千葉の各県警からなり、２２日朝から同社や横浜市南区の製造場所のほか、埼玉県や名古屋市内の関係者宅など計１３カ所を捜索している。(02/22 15:32)